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ノア

Noir

南の異大陸から来た金眼。17歳男性。銀髪で、普段は目の色を紫に変えている。姓はない。
▹穏やかで落ち着いている。気弱というわけではなく、時と場合によっては強い物言いを選ぶなどする。
▹出身地では少々小柄という程度だが、アルデリシアの平均と比べてかなり身長が低いため、実年齢よりも幼く見られる。両親は既に他界しており、妻と〇歳の娘がいる。
▹故国では宮廷に出仕する『宮廷魔導師』の主席の立場にあり、東大陸の調査のために派遣されたが、その船が難破し遭難。転移術を用いて、最短距離にあった東大陸の海岸に単独で上陸した。金眼であることが露見し、双門同盟の追跡を受けていたところ、追跡任務を警邏隊で受託したレオンセスに遭遇。双門同盟の思惑に疑念を呈するセスの申し出を呑み、彼らと同道することになった。
▹かつて天君と対立した邪精イゼアは、旋界を追放され南大陸に逃げ延びた後、近海の島に金眼が生まれるようになる術を施した。ノアはその末裔である。その島の金眼は、身体にかかる負荷を度外視すれば、精霊と同じように制約なしに超常現象を起こせる。ただし原動力となるが巨大かつ密であり、その維持と能力行使の際に大量の魔力を要することが原因で、当地の平均よりも格段に短命である。
▹故国では人間と見做されず、地理的な隔たりも相まって長らく人間社会との軋轢があった。直近約百年は互いに妥協点を見出して比較的穏やかな関係が築かれていたが、数年前に王位を簒奪した先王の私生児が金眼を軍事力化。当時主席でなかったノアも国境紛争の掃討作戦に動員されていた。対象は戦場の軍人のみならず、民間人、医療や流通の拠点など、近年では攻撃対象外とされるものも含まれている。これらが原因となり、ノアは自己否定的で、自身を能力に限らず社会的にも人間ではないと考える傾向にある。
▹本名を『リオン』。『ノア』は同胞以外の全てに対して名乗る偽名で、綴りを逆に読んだものだが、アルデリシア人には当地の男性名として違和感のない別の発音に聞こえている。
▹オージュが討たれた後、鍵竜ハイリルカによって南大陸に帰された。