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月陽

Sun / Moon

いわゆる天体ではなく、天君以前の最上位の存在であった創世主が変じたもの。強い魔力を帯びた魔石で、コクレアニム霊気を供給・撹拌している。二つを比較すると、太陽の方が魔力が強く、月の方が霊気の放出量が大きい。
正中前後は白光を放つが、地平に近づくほど金色になる。太陽はその傾向が顕著で、朝夕は空全体を金色に照らす。コクレアニムでの夕焼けが赤くなることはない。月は比較的黄みを帯びたのが常態。
常に一定の周期で周回し、月の外観が欠けることはない。概ね半球をなす天蓋の中央を通るため、観測位置によって見える方角が変わり、霊的な影響力も異なる。黄道直下にある東大陸は、他の地域に比べ霊的に豊かで精霊・生物ともに生育に良い効果がある上、土地も肥沃な傾向がある。また、太陽は放熱、月は冷却を行っているため、地域の平均気温に影響する。
月陽の機能は緩やかな強弱の周期があり、一方が強まる時期は他方が弱まる。光量、放熱・冷却力、霊的機能がそれぞれ増減する。太陽の最も強まる時期を基準に、その一巡を気候的な一年とする。これは必ずしも一定ではないため、徐々に暦とのずれが発生する。数年から十年程度でひと月ほどのずれに達した場合、閏月が設けられる。
太陽の最も強い時期が夏、弱い時期が冬でそれぞれ三ヶ月程度。月は太陽に応じた大きな周期よりも、年あたり二十前後発生する小刻みな周期の方が外観上観測しやすいため、その最も強い時期を満月、弱い時期を燥月(そうげつ)と呼ぶ。また、月陽ともに年周期よりも長大かつ不定の周期があり、冬の太陽や燥月よりも格段に機能が弱まり、ほぼ無に近くなる現象がある。数時間から一日程度、数年から数十年に一度発生し、(しょく)と呼ばれる。