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ラルフ・ケインズ

Ralph Keynes

レオンの長弟。24歳。警邏隊の正隊員。
真面目でやや融通が利かず、少々口うるさい。弟妹の面倒見が良く、また、細かいことをおろそかにするレオンにも小言を言う。
〈沼地〉の人間の中でも一際式士嫌いで、面と向かって嫌悪感を表出する。式士以外にも霊的存在やそれと関わる人間全般を嫌っている。レオンがメイヴィスの異変を解決するために故郷を出る際、引き止めていた。
レオンの恋人であるジルに子供の頃から片思いをしており、二人に譲っているため自ら公言したことはないが、周知の事実である。
神霊嫌いは、十歳の頃レオンとともに町外れの神殿に忍び込んだ際、怪異に遭遇して以来のこと。当時レオンが前後不覚に陥り、後には神殿での記憶自体を失った上、視覚に異常を来すなどしたため。レオンに対しての神経質さもこの件に由来する。ラルフが神殿に行くことを提案し、異状に気がついても言い出せなかったなどの経緯から、長年自責の念を抱いている。元来はレオンに似た奔放な面のある性格だった。
先天的に平均を大きく外れる強い魔力を持っているが、こうした神霊嫌いから霊的異能に関連する事柄を全て遠ざけてきたため、自覚がなかった。セスの指摘で初めて知った時にも驚きより嫌悪が上回っている。
後に鍵守となったセスを頼って〈淀み〉を訪ね、式士になっている。