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ユート・ブラッドウェル

Euto Bradwell

式士の少年。クリンケルドの双門同盟支部に所属し、レオンが訪れた際には受付をしており、まだ見習いだった。レオンに再会するまでの二か月ほどの間に式の契約を済ませたが、受付担当の見習いとしては特例的な早さである。
式士としての理想は高く、クリンケルドに近い〈沼地〉の環境改善など、世のために力を役立てる姿勢を持つ。〈沼地〉出身のレオンの抱える問題にも関心を向けていた。
クリンケルドに隣接して残る、かつて精霊が棲んだ町の遺構の定期点検に随伴した際、何らかの精霊に幻惑されて契約に至った。所属支部には、他支部の知人の仲介を受けて契約できたと説明している。
実際は、縁界に現れる依代とするため悪意を持ってユートを利用した精霊であり、強度の憑依の結果ユートが金眼化しても全く取り合うことなく、自身のの本体から切り離した。
金眼となったユートは、の制御機構に含まれる自動的な反応として、その場で間界に転送され〈狭間の石〉となった。
フルネームはユート・ブラッドウェル。この町のブラッドウェル姓は、身寄りのない者が双門同盟に所属した際に与えられるもので、互いに血縁はない。危険が予測される精霊であってもユートが手放せなかったのは、出自による部分が大きい。
後にリリュカを二分割したリリと淕のうち、淕の魂の器として間界からユートの肉体が提供された。